卒業後の進路
最近は約50%の学生が化学技術者として民間企業に就職し,残りは大学や専攻科に進学しています.最近は進学の割合が増えてきましたが,大学の学部卒よりも求人倍率が高いため,就職の人気も高いです.
就職
ほとんどの学生が有名企業に学校推薦1回で内定します.
求人倍率は,2021年度で17.9倍で,他の学校種と比較して恵まれています.就職できる業種は極めて多く,化学工業,電気機器メーカー,自動車,精密機械,その他機械メーカーなどです.職務内容から見ると,化学工業での製造,研究開発,試験検査,材料及び製造プロセスの改良,開発,セールス,サービスエンジニアなどです.就職先の選択に当たっては,会社の規模,取り扱い製品,勤務地,与えられる仕事の種類など多数の因子があります.学校での成績を重視する会社も多いため,平常の勉強は怠らないように心がけなければなりません.最近は英語その他の一般学力が問われたり,部活動が重視されることもありますので,何事にも積極的な学校生活を送ることが肝心です.また,国家公務員試験や地方公務員試験に合格し,公務員になる学生もいます.
具体的な就職先は企業等への就職実績をご確認下さい.
進学
ほとんどの学生が国立大学に進学します.進学実績も有名都立進学校に引けを取りません.
大学の編入学については、大学の3年生もしくは2年生に試験を受けて編入学します.長岡及び豊橋の技術科学大学や東京農工大学などは推薦入学制度があり,それを利用して進学する学生も多くいます.編入学の試験の時期は大学によって異なり,6月から9月ごろまでに行われるところが多いです.学科は物質工学科,工業化学科,化学工学科,生物工学科などあり,農学部や理学部,文系学部に進学する学生もいます.
具体的な進学先は専攻科進学・編入学実績をご確認下さい.