学生実験
学生実験は物質工学科における授業の中で最も大切なもののひとつです.会社や大学に入ったときに役立つ基礎的・実践的な技術を習得することができます.
ものづくり基礎工学(1年,物質工学科は5回分を担当)
学生実験は物質工学科における授業の中で最も大切なもののひとつです.会社や大学に入ったときに役立つ基礎的・実践的な技術を習得することができます.
再結晶と蒸留
物質工学基礎実験I・II(2年)
レポートを書く技術と,化学実験の基本を身につけることができます.安全に化学実験を行うために心がけを学び,溶液の調製,滴定や蒸留,再結晶などの基本操作を確実に行えるようになります.また,pHメーター等の実験器具の使い方も身に付けます.
物質工学実験I(3年,前期)
無機定性分析からスタートし,生物応用実験として大腸菌の培養を,分析応用実験として海洋深層水の分析を,無機応用実験として色素増感太陽電池の作製,様々な装置(電気化学測定,XRD分析,表面積測定,TG/DTA測定)を用いた分析を行います.
XRD
表面積計
物質工学実験II(3年,後期)
分析化学,有機化学,物理化学の実験を行います.講義の内容に対応した実験や発展的な実験があります.分析化学では酸化還元滴定や活量測定の実験を行います.有機実験では有機合成を行い,NMRを使って合成した化合物を同定します.物理化学では熱力学についての実験のほか,反応速度に関する実験も行います.
凝固点降下の測定
創造実験は数人のグループで研究室に所属し,学生が全く自由に考えたテーマ,あるいは教員がアウトラインのみを示したテーマについて実験をします.実験成果は11月上旬の文化祭でポスター形式の発表会として公開します.立派な成果をあげた学生は学会で発表することもあります.
物質工学実験III(4年,前期)
4年生では,来るべく卒業研究に向けて専門的な学生実験を行います.無機化学実験,有機化学実験,化学工学実験を行っています.そのうち化学工学実験では,任意の流路に流体を流したときの圧力の損失を計測し理論値と比較する実験や、高温流体から低温流体への伝熱の実験など行っています.